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インドネシア(番外編)

1万7千以上の島々(因みに日本は約3000の島々)からなり、日本の約5倍の面積、東西は5100kmにも及びオランダ統治時代は「赤道に掛かったオランダ女王のエメラルドの首飾り(熱帯雨林が美しい)」と呼ばれた国。人口は2億37百万人(世界ではアメリカに次いで4番目、因みに日本1億3千万人弱10番目)という大国である。宗教はイスラム教が90%、キリスト教が10%弱、ヒンズー教が2%弱、他仏教等5つの宗教が混在し、独特の文化を形成している。
バリ島とロンボク島の間にウオーレス線が存在し、この線を境に生物がアジア系とオーストラリア系に分かれていることを勉強した。
氷河期に海面が100m程低下した時、チャオプラヤー河が形成する沖積平野で東南アジア半島部からボルネオ島、バリ島までを含むスンダランドと呼ばれる大陸が形成されていた。一方、パプアニューギニア、タスマニア及びオーストラリアはカンガルー等の有袋類が棲息するサフールランドと呼ばれる大陸を形成していた。この二つの大陸は陸続きになることがなかったので、基本的に生物相が異なる結果となった。
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現在は、ロンボク島にバリ人が流入し、人種的には混在しているが、生物学的には違った種が見られるのだとか。次回の勉強のネタにしよう。

by kentakajp | 2011-02-11 10:36 | その他